Nereide Design Blog

比較的タイムリーな話題をじっくり取り上げる「長考型」ブログです。
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キングコングは「お笑い界の亀田兄弟」になり損ねた

2007.12.24 Monday 19:54
結果、「テレビ放送とブログを連動させて笑える」という点では新機軸だったと思う。ただ、それは「笑わせる」のではなく「笑われる」の部類の笑いだったが…。


関西圏では紅白以上に重要な催しになりつつあるM-1だけに、今年の展開はちょっと緊張しつつ注目していた。
今年はキングコングを優勝させるための大会、というのが業界の前評判だったのだから。

「あの子らは、よう稽古してるで。テレビ忙しいのにほんま頑張ってるわ」という評判が出回っていたのだろう。
実際、トータルテンボスと五分に持ち込みさえすれば、それが実現してしまいそうなメンバー構成だった。

本戦出場者はごく一部の業界関係者が選定するレギュレーションだけに、事前の準備は万端。ただそんな「やらせ」をやって、吉本とオートバックスはこの大会そのものをお終いにしてしまうのかどうか。そういう緊迫感があった。


そもそも、キングコングは会社のバックアップで売り出されたコンビ、という定評が高く、人を笑わせる実力、センスが絶望的に無い。
これはレギュラー出演している「笑っていいとも」のような日本で一番生ぬるい番組でさえ、観客を沸かせる一言が出ない、という事実が彼らの実力を物語っている。
これは議論する余地もないだろう。芸人としては既に死亡しているコンビである。

さらに始末が悪い事に、自分達は才能が無いという自覚が無い。ブログを読む限り、「自分はお笑いの天才だ」と完全に誤解している節もある。
キングコングはもう完全に「芸能界の亀田兄弟」である。
展開〜結果は省略するが、やはり「ブック」通りに番組は進められた、と見ている。

キングコングが披露した漫才は一言で言うと「昔のB&Bみたいな漫才」で、これには驚いた。今風のかっこつけコンビには意外なほど古臭い。
新しさがまるで無かったし、笑いどころもどこかで見た感が。それをテレビの人気者が妙にきっちりこなすもんだから、呆気に取られた。(ついで言うと、終えた後の「やり切った感」ありありのジェスチャーにも驚いたが…)

ところがこの微妙な漫才に、審査員全員がなぜか諸手を上げて大絶賛。トップ通過させんとする勢い。
ここまでは筋書き通り、キングコングを優勝させる為の、変な空気の番組だった。


実際、キングコングは「よう稽古してる」ところはよく分かった。
(ただ漫才師としての技術、才能、センスは「ちょっと人気者の高校生」レベル。この点では亀田大毅と妙に酷似している。)


審査員の面々は、今年「キングコングを立てる」ことで、「若い子はちゃんと稽古せなあかん」という方向に持って行きたかったのかな、という気はしている。
M-1はどうにも「新機軸の笑いを発見する場」という方向付けが強い大会で、笑い飯の登場以降、そのフォロワーは審査員側がうんざりするほど多いのだろう。

そこで、こういう絶望的に面白くない奴らでも、「ちゃんと練習したらチャンピオンになれるんやで」、というメッセージを出したかったのではなかろうか。
それと吉本側の思惑が一致し、番組は予定通り決着するはずだった。


それを食い止めたのが、サンドウイッチマンという仙台出身の無名コンビ。
場慣れした技術、一瞬の切り返しのセンス、豊富な練習量、場面構成、どの面を取ってもキングコングを上に置く要素が無かった。

審査員の胸中は、「これを外してキングコングにしたらさすがにヤバい」というのが正直なところだったのでは。
苦々しくもサンドウイッチマンに投票した審査員が大半だろう。


図らずも、「亀田方式」は漫才の世界でも成立しなかったのである。
| 芸能・アイドル | 19:54 | comments(2) | trackbacks(1) | はてなブックマーク - キングコングは「お笑い界の亀田兄弟」になり損ねた

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2011.10.02 Sunday 19:54
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コメント(対話する姿勢のある方優先。)

あまり熱を入れる気はないのですが、トラックバックが来たのでアンサーを。

>あとキンコンは漫才普通に巧いですよ、
>客観的にキンコンの漫才は評価に値する水準にある。

漫才という大衆娯楽・お客商売であり、M-1は世間に向けての大会なのだから、関係者筋で評価されるキングコングの「漫才の巧さ」が大衆レベルには伝わらない、というのがそもそも問題の根を深くしていると思う。
いかに漫才が巧かろうが、僕らから見て、あんまおもろない、のでは全く無意味なのである。玄人筋の見方など、この際むしろどうでもよい。

さて、TB主に「内容の乏しい、腐った陰謀論」と言われてしまったのですが、私個人としては、そこまで熱を入れてM-1グランプリを見ている人がいる、というのはちょっと危険な風潮かな、と思うのです。


競馬の世界では、昔から競馬は八百長がある、と当たり前のように思われていて、関係者は猛烈に否定したりするのですが、基本的にJRAは「言わせる奴には言わせておけばいい」「そうやって楽しんで馬券を買っている人もいるのだから」というスタンスだと思います。
それが成熟した対応だと思うのですね。

それができないM-1、というのは、結局はモー娘。あたりの時代のあだ花、一過性のブームで終わってしまうのではないか、そういう危うさを感じます。

「キンコンが贔屓で決勝に残った」という見方は人が行い、人が判断する世界では当然出てくる見方で、その世間の声を受け入れられない人は、あまり長くその世界にいられないと思います。

お笑いという世界は、必死にやるのは当然ですが、それを前面に出したらちっとも笑えなくなる、という絶対の法則があります。
往年のドリフが爆発的に面白かったのは、「必死さが絶対に表に出てこなかった点」にあります。
その点、キングコング西野はその禁を破っている、と言えるでしょう。

いわば「一生懸命のあまりレフェリーに暴言orつばを吐く」ような行為に等しいのであり、退場ギリギリのハッスルプレーを選択したのです。(恐らく無意識的であろうが。)

その上で彼らは「好奇の目を実力で黙らせる」という美学を貫かんとした。結果失敗したのであり、周囲からの猛烈な批判にさらされた、というのは自らが選んだ道でしかありません。
その後の番組出演の端々を見る限りは、芸人仲間からも白眼視されており、まさしく自業自得の状況。

私としては、この期に及んでキングコングを擁護するスタンスは、田原(元)騎手ムチ殴打〜発信機〜覚せい剤所持のスキャンダルにおいて、ある時期田原擁護に回った御用マスコミ、某漫画家あたりと大差ない「あざとさ」を感じるのです。

彼らが自ら招いた当然の事態なのだから、もしこのコンビをサポートしたいと思うのであれば、静かにキングコングの動向を見守る、というのが賢明な選択ではないか、とさえ思う。



>吉本的にはキングコングより、トータルテンボスや麒麟を優勝させた方がメリットがあった。

とおっしゃっていますが、会社的にはキングコングを大々的に世間に売り出した責任上、タイトルを取らせて自らのプッシュが正しかったのだ、という世間へのエクスキューズが何より必要だったのではないか、と私は見ています。

いわば大人の事情であり、昔からよくある組織の責任の取り方、というものでしょう。昔の日本軍も開戦を主張した人ほど、断固玉砕を主張したものです。

「テレビ露出第一、実力後付け」のビジネスモデルが崩れる事こそ吉本が何より恐れている事態ではないか、と思っています。
| 南 元彦 | 2008/01/19 1:00 PM |
初めまして、M−1見ましたー。最終審査結果が、トータルテンボス2票、キングコング1票、サンドウィッチマン4票だったのでキングコングってよりトータルの方が応援ムードだった気がしました。彼らは10年目ですし結構私もトータルが勝ったらいいなってくらいに思ってました。審査員側としては別にキンコン押したい人見受けられなかったと思うんです私はね。キングコングは準決勝は何となく努力票って感じですかも。確かに高かったですよね点。私としては決勝でサンド以外の二組がこれまでのM−1チャンピオンの決勝漫才の象徴としての『勢い』ってのに完全に習ってた感が見てる側としては冷めざめしてしまいました。駆け抜けてるだけで。それに引き換えサンドの漫才の安定感の中での異質さが本来の笑いだと証明してくれたというか。正直ここでテレビ側がキングコング押してもメリットないと思いますしねー。頑張ってるかもしれんけど。まーM−1後のキンコンの卑下方は気持ち悪かったですわ。開始前からですけど何かドキュメンタルチックに浸り過ぎでそっからすでに笑えんかったですよね。M−1の内情は知らんですけど出来るだけ演出の控えめな2008を望みますーM−1視聴者としては。長過ぎました。失敬。
| モリシタ | 2007/12/27 1:28 AM |

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自分はテレビバラエティのタレントとしてのキングコングって、微妙だなあと思う事は多々あったけど、漫才師としては昔から普通に上手いし面白いなと思っていたし、今年のM-1はキングコング、スピードワゴン、オリエンタルラジオという漫才師というより、テレビタレント
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