Nereide Design Blog

比較的タイムリーな話題をじっくり取り上げる「長考型」ブログです。
スポーツは自由民主主義の産物であり、サラブレッドの血統は歴史的建築物に等しい文化遺産である、という考え方に基づいて執筆しております。
まれに勘違いをしている読者がいて困惑するのですが、これはただの一般市民のブログです。プロの物書きでもないので、自由に気楽に、あくまで趣味の範疇で書いております。サッカーについて書くのは、賃金を得ない門外漢の一般素人ファンでもこのレベルの文章は書けるという実践を通して、スポーツ紙記者等へのアンチテーゼとなるかと考えて当初より継続しております。
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2011.10.02 Sunday

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10年前にもいましたね、「日本一の投手になってから世界に挑戦・・・」

2009.10.26 Monday 11:53
またひとつ、将来性豊かな野球少年の純粋な夢が壊されました。
大人の事情で。

菊池雄星涙
「まだまだ、自分は世界に向けて通用しない。メジャーはひとまず封印。日本一の投手になって、日本の関係者、ファンの全員に認められてから世界に挑戦したい」

菊池雄星、涙ボロボロ…「日本一の投手になってからメジャー挑戦」(スポーツ報知)

河北新報 東北のニュース/18歳怪腕、涙の決断 菊池雄星投手が国内プロ野球へ


この表情を見て、挫折の意図を感じない人間はいないでしょう。

目の前まで来ていたメジャー入団の純粋な夢を菊池自身が諦めたのは、会見で口にした「実力不足だから」ではないのは明らかです。

「米国はマイナーリーグなど段階を踏んだ素晴らしい育成システムがある。やはり世界一のところだと思いました。」
菊池雄星 面接を終えて…一問一答(朝日新聞) 2009年10月21日

つい数日前まではメジャーの育成環境を好意的にコメントしており、それがメジャーを断る理由にはならないのです。

思い返せば、ざっと10年前にもこういう事がありまして、


上原入団2



 


 「かなり悩んだけど、日本でプレーする
 ことにした。
 自分の中では納得している」

 「メジャーの夢は捨ててはいない。」

 「日本でやってからメジャーに挑戦しても
 遅くはない」











 毎年メジャー行きを直訴してきたの
 に、とうとう10年経過。

 高齢の為、
 万年Bクラスのオリオールズ
 としか契約してもらえず・・・。


 2009年
 2勝4敗0S 防御率4.05
 (⇒成績詳細)

上原、またDL入りも…右腕に力入らず降板(サンスポ)

こんな先輩の悲劇の二の舞を踏みたくないだろうとは思いますが、今のような真面目少年ままでは日本球界の良いようにされて、使い捨てにされるのは確実ですよ。
だって、こんな無防備な少年じゃあ、契約条項にメジャーへのポスティング移籍保障とか、練習での玉数制限、肩ヒジ故障時の損害賠償なんか含められないでしょう。

彼には、「今は監督や日本の関係者を裏切ることになるかも知れないが、向こうで成功して必ず恩返しする。」くらいの事を言って欲しかった。
歴史の偉人にも、裏切り者呼ばわりから英雄になった人の方が多いくらいなのにね。

正直、この程度のプレッシャーで自分の決断が揺らぐようなタイプの人間はメジャーでは通用しないと思います。




「こりゃあ監督の佐々木に懐柔されたね」というのが野球通の方々なら、ごく自然な発想でして、
(花巻東の監督)佐々木氏には、出身校の国士舘大ル−トへの国内球団からの強力な働き掛けがあったという噂があります。


・・・という訳で、国士舘大学出身のプロ野球関係者をwikiから引っ張ってきました。

* 島崎毅(日本ハムファイターズコーチ)
* 厚沢和幸(元日本ハムファイターズ、現北海道日本ハムファイターズコーチ)
* 紺田敏正(北海道日本ハムファイターズ)

* 鷹野史寿(東北楽天ゴールデンイーグルス)

* 岩崎哲也(埼玉西武ライオンズ)

* 古城茂幸(読売ジャイアンツ)

* 増田政行(元ヤクルトスワローズ、引退後鷺宮製作所硬式野球部)
* 片岡大蔵(元ヤクルトスワローズ)

* 横谷彰将(元横浜ベイスターズ)

* 高柳秀樹(中日ドラゴンズコーチ)
* 早川和夫(中日ドラゴンズコーチ)
* 筒井正也(元中日ドラゴンズ、現中日ドラゴンズスコアラー)

* 庄司大介(元オリックス・ブルーウェーブ)
* 辻俊哉(オリックス・バファローズ)
* 小松聖(オリックス・バファローズ)

* 長冨浩志(元広島東洋カープ、現石川ミリオンスターズコーチ)
* 井上卓也(元広島東洋カープ)
* 小島心二郎(広島東洋カープ)

* 森厚三(元福岡ダイエーホークス)
日本ハムとか、中日なんかがぁゃしぃ感じがしますが・・・。


ドラフトでは伝統的に、決まれば契約金の一割が監督に渡る慣行がある、と言われております。

これからめでたく日本のプロ野球に就職が決まった菊池君のおかげで、ほぼ確実に花巻東の佐々木監督には礼金が支払われる事になります。

通常でも契約金の一割、さらに今回は日本球界入りを促すことでプラス数千万、実際に日本を選んだのでさらにプラス数千万か・・・という話になっておりまして、



遅くとも来年あたりには、練習場やら、地方の講演会の出演などで、ジャガーの新車でさっそうと登場する佐々木洋監督を目にする機会が増えてくることでしょう。

これが教育者(一応)のあるべき姿なのかどうかは、善良な岩手県民の皆様(!)が判断すればよいことだと思います。
(なにやら学校に苦情の電話や投書が殺到していたらしいのですが)、あなた方のおかげでこういう方々に不正な使途不明金が流入するのです。

信頼している監督に「お前がメジャーに行ったら、俺はもう日本で野球の仕事ができないように・・・」なんて圧力があったら、真面目な菊池君は悩んで夢を諦めますわね。

菊池少年の「夢の代償」に手に入れる事になるであろう、ジャガー、大切にしてくださいね。

そんな素敵な佐々木監督には、この言葉をお贈りしたいと思います。


財を遺すのは下、業を遺すのは中、人を遺すのは上

野村克也(楽天イーグルス監督・テレビ出演時)




松坂大輔が西武入りした時にも、横浜の監督と、さらにそのボスみたいな人からの説得があった・・・、という話もありまして、高校野球の複雑でブラックな人脈は、それはもう昔からずっと恐ろしいのでございます。


いわば日本のプロ野球の人脈と札束攻勢という「ありきたりのやり方」で丸め込まれた花巻東と菊池でありますが、田舎で寺の住み込みみたいな生活(学校のトイレ掃除が日課)を送っていた純朴な18歳が、周囲の意見を無視してメジャー挑戦に突っ切るなんて出来はしない、という事は予想できた訳でして、彼を攻めることは出来ません。

むしろ、こうなることは簡単に予想できた訳で、菊池が1年生のころから接触していたドジャースの小島スカウトや、メッツの大慈彌スカウトは3年間も何をやっていたんだ?、と言わざるを得ません。
札束以外にも学校経営者側から攻めるとかいろいろな手段が講じられたはずです。


夢のメジャーリーガーを目指している菊池君だって、これからプロ野球選手となって、確実に野球が上手くなる保障はどこにもありません。

正味の話、中日ドラゴンズの佐藤充クラス(高卒3年目で9勝するも、以降1勝、0勝。2009年は一軍昇格なし)で終わってしまう可能性もあるのですから。

せめて、外国人選手と英語で積極的にコミュニケーションをとる、チームの通訳にくっついて英会話を学ぶ、とかそういうあたりから始めて、計画的でストイックな姿勢が報道されるようにならないと・・・


これが僕の夢だったんだ、





※元木


・・・なんて結末も待っていますから。

JUGEMテーマ:高校野球
| 野球 | 11:53 | comments(2) | trackbacks(0) | はてなブックマーク - 10年前にもいましたね、「日本一の投手になってから世界に挑戦・・・」

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2011.10.02 Sunday 11:53
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コメント(対話する姿勢のある方優先。)

> shghrk | 2009/10/27 1:57 PM

失礼。確かに社会人入団でしたね。
ヤクルトの高井を例に出すのはさすがに悪例過ぎると思いまして。
(あれだけ話題の投手がとうとう野手転向だそうで)
| 南 元彦 | 2009/10/27 6:03 PM |
佐藤充が高卒?誰かと勘違いしてませんか?
| shghrk | 2009/10/27 1:57 PM |

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